●短期見通し金、急伸リスク後退後の値固め打診=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 強弱材料交錯で不安定な地合が続いている。地政学リスクで2750ドルを上抜いた
後、米金利上昇・ドル高で2700ドル台を割り込んでいる。17〜18日の米連邦公
開市場委員会(FOMC)では、マーケットの想定以上に2025年の利下げに対する
慎重性が示されたことはネガティブ。一方、これで今後の米金利軌道を巡る不確実性は
縮小している。利下げサイクルそのものは変化がなく、材料出尽くし感で米金利・ドル
の値動きが鈍化すると改めて値固めが打診される。米金融政策要因で大きく買い進むこ
とは難しい情勢だが、地政学リスクへのヘッジ、中央銀行の金需要、価格低下でアジア
現物需要への期待感は強い。100日移動平均線2622ドル割れで、11月安値の
2550ドル水準を維持し、高値ボックス内での調整圧力に留められるのかが焦点にな
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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