−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 2 2,608.1 -45.2 シカゴ大豆 2025/ 1 963.00 +11.25 NY銀 2025/ 3 2,941.1 -132.9 シカゴコーン 2025/ 3 440.75 +3.50 NYプラ 2025/ 1 923.5 -11.1 NY原油 2025/ 2 69.38 -0.64 NYパラ 2025/ 3 907.20 -23.00 ドル・円 157.32 +2.58 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は157.80円まで上伸 ドル円は一段と上値を伸ばし、157.80円まで上昇した。前日のFOMCを受け たドル買いは一服したが、日銀決定会合を受けた円安がドル円を押し上げた。 日銀は大方の予想通りに政策金利を据え置いたが、市場が期待していた1月利上げを 明確には示唆しなかった。植田総裁は利上げを先延ばしする可能性に言及し、春闘の動 向を待ちたい姿勢も滲ませていた。総裁は「日銀が利上げを決定するには、賃金とトラ ンプ次期米大統領の政策に関するさらなる情報が必要だ」と述べた。 ドル円はこの日の上昇で11月高値156.75円の水準を上抜き、再度、155− 160円のゾーンにレベルを戻している。年末にかけて160円を試しに行くか注目さ れる動きではあるが、デリバティブ市場では20%程度の確率で見ており、そこまでの 強気な見方はまだ少ないもよう。 ◎NY貴金属=続落、利下げペース鈍化見通しやドル高で ニューヨーク金、銀は大幅続落。 金2月限は大幅続落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ ペース鈍化見通しを受けて急落したのち、トランプ次期米大統領がつなぎ予算案に反対 するなか、ドル安を受けて急反発した。欧州時間に入ると、買い戻されたが、ドル安が 一服すると、上げ一服となった。日中取引では、英中銀の金利据え置きや米国内総生産 (GDP)の上方改定を受けてドル高に振れると、軟調となった。 銀3月限は時間外取引で買い戻されたが、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下 げペース鈍化見通しを受けて安寄りしたのち、ドル安や金堅調を受けて下げ一服となっ た。欧州時間に入ると、上値を伸ばしたが、ドル安一服を受けて戻りを売られた。日中 取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 パラジウム3月限は時間外取引で買い戻されたが、ドル高や他の貴金属の軟調を受け て戻りを売られた。 ◎LME=全面安、米追加利下げ鈍化観測やドル高基調などから アルミ3カ月物は続落。2524ドルで小安く取引を開始。アジア株安を受けて値位 置を落とした後に浮上したが前日の終値に近づくと上値が重くなる足取りが続いた。終 盤は来年の米利下げペースの鈍化観測や、英中銀の金利据え置き、ドル高基調を受けて 銅が軟化したことが弱材料となり、押し目底を探る動きとなり、2505.50ドルと 11月14日以来の水準まで値を落とし、低迷したまま引けを迎えた。 銅3カ月物は大幅反落。アジア株安や米連邦公開市場委員会(FOMC)の米利下げ ペース鈍化見通し、英中銀の金利据え置き、ドル高基調などが重石となった。金、原油 など他商品市場の頭重い足取りも弱気な雰囲気を高める要因となった。8969.50 ドルで軟調に取引を開始した後も8970ドルで頭打ちとなり、頭重い値動きが続き、 終盤に更に値位置を切り下げて今年3月12日以来の水準となる8859.50ドルま で軟化。安値を買い戻す動きは見られたが、戻りは限られ150ドル近い下げ幅で引け た。 ◎NY原油=反落、来年の米金融政策見通しは不透明 ニューヨーク原油の2025年2月限は反落。 昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、来年の利下げペースが鈍化する可能性 が示唆されたことが重しとなった。米経済が堅調に推移するなか、米金融当局者は物価 の上振れを警戒している。トランプ次期大統領の関税政策も物価を押し上げるリスクが あり、来年のインフレ見通しは不透明。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて反発、共に強気な輸出成約高を受け買い優勢 大豆は期近から大幅反発。 米農務省(USDA)が大口成約を発表したことに加え、週間純輸出成約高が前週を 上回る強気な内容だったことが買い支援要因となった。1月限は前日に一代の安値を更 新し、売り過剰感が台頭したことも買い戻す動きを促した。 コーンは総じて反発。 この日発表された米農務省(USDA)週間純輸出成約高が前週を上回ったことが好 感されて買い優勢となった。大豆、小麦と他農産物の堅調な足取りも強気材料視され、 3月限は終値ベースで440セント台を回復した。 MINKABU PRESS
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