NY原油市況=小反落、供給過剰懸念が重しも動意は限定的

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/02     69.40       69.94       68.59       69.24        - 0.22
  2025/03     68.97       69.50       68.22       68.81        - 0.21
  2025/04     68.60       69.11       67.92       68.47        - 0.19
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              538,758             1,827,567    ( + 4,262)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/01     222.63    - 0.54
                            2025/02     223.03    - 0.61
         改質ガソリン       2025/01     193.83    - 0.33
                            2025/02     194.66    - 0.37
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小反落。期近2限月は前営業日比0.22〜0.21ドル
安。その他の限月は0.19〜0.05ドル安。
 来年の供給過剰懸念が引き続き重しとなった。石油輸出国機構(OPEC)プラス以
外の産油国の増産が続くと見られている。金融緩和や財政政策が中国の景気減速を反転
させ、石油需要が上向く可能性はあるものの、需要拡大期待は限定的。トランプ次期政
権と中国の経済的な対立が警戒されている。
 来年の米金融政策見通しが不透明であることも圧迫要因。米インフレ率がやや高止ま
りしており、金融緩和ペースは減速するとみられている。トランプ次期大統領の政策に
も物価が左右される可能性が高い。
 ただ、クリスマス前で市場参加者が減少するなか動意は乏しかった。一時的に売りは
強まったものの、次第に買い戻しが優勢となった。24日の取引はさらに閑散とする見
通し。25日はクリスマスで休場。
 時間外取引で2月限は69.94ドルまで強含んだ後にマイナス転換した。通常取引
序盤も売り優勢で68.59ドルまで下落。ただ、引けにかけては下げ幅を縮小した。
 改質ガソリンの期近は小反落。ヒーティングオイルの期近は続落した。原油安が重
し。
今日の材料
・ロシアとイランは1月に包括的戦略パートナーシップ条約を締結へ
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