[今夜の視点]海外原油=小動きを想定も、イエメン情勢には注目を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.33ドル高の69.57ドルで推
移。本日これまでのレンジは69.36〜69.67ドル。
 本日はクリスマス・イブで模様眺めムードが強いだろう。石油市場をすぐに刺激しそ
うな手がかりは見当たらず、小動きが続くと思われる。
 ただ、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵略に対抗しているイエメンにイスラ
エル軍が本格的に攻撃を仕掛けようとする兆候があるなか、イエメン西部のアンサー
ル・アッラー(フーシ派)の支配地域にサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)
が攻撃を仕掛けたとの報道があり、真偽も含めて続報には目を向けておくべきである。
イエメンにはアンサールアッラーのほか、サウジアラビアやUAEが支援する勢力も存
在しており、内戦がいったん落ち着いた後も混沌としたままである。イランが支援する
アンサールアッラーは迎撃が難しい超音速ミサイルを有しており、イスラエルだけでな
く、サウジやUAEの石油関連施設が標的となるようだと、相場を騒がすだろう。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【休日】--:-- クリスマス
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 耐久財受注 2024年11月速報値(商務省)
【経済】12/25 00:00 新築住宅販売 2024年11月(商務省)
【工業】12/25 06:30 週間石油統計(API)
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