金・銀午前=金が続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が29〜50円高、金ミニが27.0〜
44.0円高、ゴールドスポットが418円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万6712枚、金ミニが5327枚、ゴール
ドスポットが1856枚、銀が0枚。
【NY金はドル安や米国債の利回り低下が支援】
 金はドル安や米国債の利回り低下が支援要因になった。米新規失業保険申請件数は前
週比1000件減の21万9000件となった。1カ月ぶりの低水準となり、冷え込み
つつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。市場予想は22万4000件だ
った。ただ継続受給件数は4万6000件増の191万件と、21年11月以来の高水
準となった。市場予想は188万件だった。失業者の就職難が示された。
 ロシアのプーチン大統領は、スロバキアが提案するウクライナとの和平交渉に前向き
な姿勢を示した。スロバキアのフィツォ首相は22日にモスクワでプーチン氏と会談し
た。またウクライナを通過してロシア産天然ガスをスロバキアなどに輸送する協定につ
いて、新たな協定に署名する時間は今年残されていないと述べ、協定の延長を拒否した
ウクライナを批判した。
 金先限は夜間取引で1万3496円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=157円台後半で推移した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、ドル安や米国債の利回り上
昇低下を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の2632.44ドルから、
ドル安一服を受けて軟調となった。
 午前11時現在、金が2631.43ドル、銀は2978セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2625.23ドル、銀が2957セント。

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