ゴム午前=総じて軟調、ただし活発限月の5、6月限はプラスサイドに浮上

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間が軟化したことを受けて、
地合いを緩める限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがしっかりとなっ
ていることから、買いがやや優勢となり、他限月に比べ出来高の多い5、6月限はプラ
スサイドに振れている。TSR20は、出来ず。

 午前11時53分現在のRSS3号は前営業日1.8円安〜0.9円高。活発限月の
6月限は同0.9円高の370.5円、期先25年12月限は出来ず、推定総出来高は
180枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは下げ渋り】
 上海ゴムの中心限月の5月限は、11月18日の安値1万7360元と12月23日
の安値1万7330元でダブルボトムを形成している。その後、戻りは鈍いが、同水準
では下げ渋りをみせている。底練りの動きと捉えることもできる。地合いを引き締めれ
ば。現状、戻りを抑えている1万7800元付近や節目の1万8000元を意識した展
開になりそうだ。
 ただ、積極的に買い進むほどの材料はない。買いが先行した場合でも、上値が重くな
れば、すぐに売りが出てくる可能性が高いとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買い優勢で推移し、同1.
4〜1.9セント高で推移している。
 上海ゴムはまちまち。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営
業日比35元高の1万7655元で推移している。

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