プラチナ市況=プラチナ先限が小反落、戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,366    +73    13,451   +73  : 2,634.80    +9.57
銀          149.9    0.0     153.5  +1.2  : 2,980.00   +23.00
プラチナ     4,763     +7     4,773    -6  :   937.67    +3.17
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   927.32   -11.50
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.70   +0.33  ユーロ・ドル相場   1.0410  +0.0010
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小反落。ニューヨーク高と円安を受
けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて先限がマイナスサ
イドに転じた。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目を買われたことが下支えにな
ったが、4月限がマイナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが8円安〜24円高、プラチナスポットが9
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7762枚、プラチナミニが816枚、プラチナスポット
が1522枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安が支援も貿易摩擦に対する懸念が残る】
 プラチナ先限は4802円まで上昇したのち、上げ一服となった。ニューヨーク高と
円安が支援要因になった。円相場は1ドル=157円台後半で推移した。加藤財務相の
けん制発言を受けて円安が一服した。
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。中国の財政支出拡大や金融緩和方針
に加え、米国債の利回り上昇が一服した。プラチナは年末を控えて買い戻し主導で上昇
した。ただトランプ次期米大統領の就任を1月に控え、貿易摩擦に対する懸念が残るこ
とが上値を抑える要因である。高値での買いが見送られると、ドル高再開とともに戻り
を売られる可能性がある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の936.53ドルから、買い戻し
などが入ったが、ドル安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル安再開を受けて
押し目を買われた。
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