続落、新型肺炎による中国の需要減少で上値重い=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=49.61(-0.50 -1.00%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.50~0.48ドル安。その他の限月は0.44ドル安~0.01ドル高。
 
 中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることによる需要減少見通しが引き続き重しとなった。中国では感染者数の拡大が続いており、需要見通しは悪化している。石油輸出国機構(OPEC)やロシアを中心とした産油国が減産目標の拡大を検討していると伝わっていることが買い戻しを誘う場面はあったが、戻りは売りに押された。

 時間外取引で3月限は買い戻しから堅調に推移。一時は51.55ドルまで戻した。ただ、通常取引開始後は流れが反転。マイナス圏に沈むと49.52ドルまで下落し、2019年1月以来の安値を更新した。

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