NYプラチナ市況=反落、利食い売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   992.5      997.2       969.2       975.1    - 21.0
         (25/ 7)  1002.2    1003.0       977.4       982.7    - 20.5
 パラジウム  (25/ 3)   965.00     974.00      932.00      941.40   - 27.00
         (25/ 6)   983.00     983.00      943.00      950.40   - 27.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          27,452         30,544        77,890       (-  1,279)
 パラジウム          4,869          5,586        20,841       (-    485)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,297.12  + 358.67
     前日  157.75/77   1.0244/46   ・ナスダック         19,088.10  -  73.53
     本日  157.65/67   1.0216/18   ・10年米国債利回り      4.79  +   0.03
・NY原油  (25/ 2)   78.82 + 2.25  ・SPDR保有金残高    876.82  +   5.74
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比はプラチナが21.1〜20.0ドル
安、中心限月の4月限が21.0ドル安、パラジウムが27.80〜26.90ドル
安、中心限月の3月限は27.00ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、金に押し目買いが入ったことを受け、もみ
合いとなった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて売り優勢となった。日中取引では、
米国債の利回り上昇や金軟調を受けて下げ幅を拡大した。
 パラジウム3月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を975.9〜997.2ドルのレンジで推移し、前日
比18.3ドル安の977.8ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、金に押し目買
いが入ったことを受け、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて売り優
勢となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて下げ幅を拡大した。利食い売り
などが出て969.2ドルまで下落した。
 予想外に堅調な米雇用統計を受けて米国債の利回りが上昇したことなどが圧迫要因に
なった。また一部の大手金融会社は、米連邦準備理事会(FRB)による今年の利下げ
幅予想を縮小した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を937.50〜974.00ドルのレンジで推移
し、前日比21.90ドル安の946.50ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、
押し目買いが入ってもみ合いとなった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売ら
れた。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて下げ幅を拡大した。時間外取引
の安値を割り込み、932.00ドルまで下落した。
 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1663オンス減の26万
8112オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・ロシアのプーチン大統領とイランのぺゼシュキアン大統領は17日、ロシアで会談を
行い、包括的戦略パートナーシップ条約に署名する見通し。
・パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る協議で、仲介役のカタールは合意の
「最終」草案をイスラエルとイスラム組織ハマスに提示した。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン理事は、ECBは今年さ
らに利下げすることが可能だが、リセッションを引き起こさず、インフレ抑制で後手に
回ることもない、ちょうどよい「中間点」を見極める必要があると述べた。
・米政府は、人工知能(AI)向け先端半導体と技術輸出を一段と制限する規制案を公
表した。米国と同盟国での利用に限定を促す一方で中国のアクセスを阻止するために対
象国を階層化している。
・12月の米雇用統計が予想外に堅調な内容となったことを受け、一部の大手金融会社
は、米連邦準備理事会(FRB)による25年の利下げ幅予想を縮小した。
・米ニューヨーク連銀が発表した12月の消費者調査によると、3年先のインフレ期待
が上昇する一方、5年先は低下するなど、インフレ期待がまちまちとなった。
・デンマーク領グリーンランド自治政府のムテ・エーエデ首相は、米国と防衛分野と鉱
物資源探査などで緊密に協力する意向を示した。
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