【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅高。ドル建て現物相場の上昇を受け て買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が上げ一服となったが、円高一服 が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが2〜18円高、プラチナミニが 4.5〜3.0円安、プラチナスポットが75円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2251枚、プラチナミニが356枚、 プラチナスポットが293枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米大統領の関税発言などが圧迫】 プラチナは米大統領の関税発言などが圧迫要因になった。トランプ米大統領は、外国 製半導体チップや医薬品に関税を適用する方針を表明した。鉄鋼と銅、アルミニウム製 品にも関税を賦課すると述べた。またカナダとメキシコに対する25%の関税を2月1 日に発動するという計画を実行する考えという。一方、12月の米耐久財受注は前月比 2.2%減となった。事前予想は0.6%増。前月は2.0%減少。輸送機器の受注は 7.4%減少した。米株式市場が前日のディープシーク・ショックから回復したことは 下支えになった。 プラチナ先限は夜間取引で4701円まで上昇した。欧州時間に買い戻されたことが 支援要因になった。円相場は1ドル=155円台半ばで円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、小幅安。朝方の942.28ドルから、戻りを売ら れた。 午前11時現在、プラチナは939.80ドル、パラジウムが948.58ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが941.40ドル、パラジウムが960.96 ドル。 MINKABU PRESS
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