【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後10時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後10時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では、政策金利の中で最も重視される中銀預金金利は現行の3.00%から2.75%に0.25%引き下げられることが確実視されている。0.25%の利下げは織り込み済みで、声明やラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。トランプ米大統領の関税政策による欧州経済の下振れリスクが警戒されている。ラガルドECB総裁が、米国による対欧州大規模関税の発動があれば、成長を支えるため、利下げペースを速めることもある得ることを示唆するようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
 
 また、日本時間午後6時には10-12月期の独国内総生産(GDP)速報値、同午後7時には10-12月期のユーロ圏GDP速報値、同午後10時半には10-12月期の米GDP速報値の発表も予定されている。10-12月期の独GDP速報値は、大方の予想が前期比0.1%減となっており、7-9月期の同0.1%増から2四半期ぶりにマイナス成長に転換するとみられ、10-12月期のユーロ圏GDP速報値は、大方の予想が前期比0.1%増となっており、7-9月期の同0.4%増から成長が鈍化すると見込まれている。10-12月期の米GDP速報値は、大方の予想が前期比年率換算2.6%増となっており、7-9月期の同3.1%増から成長が鈍化すると見込まれている。
 
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