LME市況=アルミ・銅は欧州株高・金・銀上伸で続伸、ニッケルは大幅反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,624.76  +   11.29     2,626.50  +    7.00
    アルミ合金      2,165.00  -    1.00     2,050.00       0.00
     銅         9,008.68  +   64.88     9,128.50  +   60.50
    ニッケル      15,180.39  -  100.07    15,394.00  -  105.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。トランプ政権による関税政策が警戒されるなか、全体的
に模様眺めの雰囲気が強く、限られたレンジ内での高下にとどまった。2622ドルで
取引を開始。アジアの時間帯のほとんどはアジア株式市場の多くが休場となったことで
様子見の雰囲気が強く、2620ドル台と狭いレンジ内で高下。アジアの時間帯終盤に
2634ドルまで浮上する場面も見られたが、2620ドル台に上げ幅を縮小。米国の
時間帯は急速に値を落として2610.50ドルまで急落したところでドルの先安感が
警戒されるなか、買いが見られ、再び2630ドル台まで値を伸ばしたが上げ幅を縮小
して取引を終えた。
 銅3カ月物は続伸。9062.50ドルで小反落で取引を開始。アジアの時間帯はト
ランプ政権による中国からの輸入に対する関税賦課が懸念されて売り優勢となり、一時
9037ドルまで値を落としたが、その後は欧州株の堅調な足取りや欧州中央銀行(E
CB)による利下げが消費意欲を刺激するとの期待感を強めたうえ、ドルの先安感、
金、銀の上伸が強気材料視され、一時9164ドルの高値まで浮上。高値では転売が見
られたが、堅調な足取りを維持して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5450ドルで大きく値を落として取引を開始し
た後は、1万5380〜1万5430ドルの限られたレンジ内での高下にとどまり、低
迷したまま取引を終了。2月1日からとされるトランプ政権による輸入関税賦課の可能
性が警戒された。
今日の材料
・30日のアジア太平洋株式市場は大半の市場が休場。
・豪州株式市場でASX200指数は続伸、46.69ポイント高の8493.70
 ポイント。
・欧州株は上昇。
・米国週間・新規失業保険申請件数
 結果 20.7万件
 予想 22.4万件 前回 22.3万件
・2024年第4四半期・実質GDP(速報値)
 結果 2.3%
 予想 2.7% 前回 3.1%(実質GDP・前期比年率)
 結果 4.2%
 予想 3.2% 前回 3.7%(個人消費・前期比年率)
 結果 2.2%
 予想 2.4% 前回 1.9%(GDPデフレータ・前期比年率)
 結果 2.5%
 予想 2.5% 前回 2.2%(PCEコアデフレータ・前期比年率)
・ドルはまちまち。ドル円は一時1ドル=153.70円台まで下落。154円台前半まで戻し
 たが反発力は限定的。ユーロドルは1ユーロ=1.0384ドルで買い支えられたが、戻
 り鈍く推移。、
・米国株は反発。ニューヨークダウが168.61ドル高。ナスダック指数は49.43ポイント
 高。午前6時5分時点の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は昨年第4四半期米GDPが予想以下となったことから大幅高。
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