石油午前=まちまち、6・7月限は売買が交錯し、前日の終値水準でもみあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場はまちまち。週末にトランプ米大統領がカナダ、メキシコからの輸入
品に対し、25%、中国からの輸入品に対し、10%の関税を課すことに署名した。商
品市場は今後の需要減少不安から売り圧力が強まりやすい環境だが、ドバイ原油市場は
週明けのニューヨーク原油時間外取引が反発、1ドル=155円台後半まで円安進行か
ら買い優勢となる限月が目立つ。ただ出来高、取組高の多い期中6・7月限は売買が交
錯し、前日の終値水準でもみあいとなっている。
 円相場は1ドル=155円台後半まで下落。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。
 日中取引開始後、原油の2025年6月限は日中取引で7万0670円まで上昇。そ
の後、7万0440円まで軟化も2ケタ安にとどまり、底堅く推移。
 午前11時33分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
30円安〜560円高。
 午前11時33分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1372枚。
【関税報復合戦にもエネルギー市況は上昇】
 シナリオ通りなら、米国と、カナダ・メキシコ・中国間で関税報復合戦となれば、商
品市況にとって悪材料。金は安全資産として買い人気が強いが、銀、プラチナ、コー
ン、大豆は軟調。エネルギー市場は原油の他、ガソリン、ヒーティングオイルも上昇。
【海外原油夜間取引=反発】
 ニューヨーク時間外取引で3月限は前日比1.15ドル高の73.68ドルで推移。
本日これまでのレンジは73.58〜75.18ドル。
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