アジア株 上海株の下げ限定的 中国側が歩み寄る可能性、米中首脳電話会議に期待

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株の下げ限定的 中国側が歩み寄る可能性、米中首脳電話会議に期待

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   20616.59(-173.37 -0.83%)
中国上海総合指数  3238.85(-11.75 -0.36%)
台湾加権指数     23204.35(+410.39 +1.80%)
韓国総合株価指数  2509.48(+27.79 +1.12%)
豪ASX200指数    8417.10(+43.13 +0.52%)
インドSENSEX30種  78472.19(-111.62 -0.14%)

アジア株は高安まちまち。

春節(旧正月)大型連休明けの上海株は0.36%安、第2次「米中貿易戦争」が懸念されている。ただ、下げは限定的。急落するようであれば政府系ファンドが株価下支えに動くうえ、当局が米中関税による景気悪化を防ぐためさらなる支援策を打ち出すだろう。

また、10日の対米報復関税発動を前に中国が"折れ"米国と合意し緊張が和らぐ可能性。関税は中国のほうが失うものが多いため、これ以上の景気悪化を防ぐためにも中国側が歩み寄るとの見方。米中首脳電話会談は火曜日にキャンセルされたが、水曜日に行われる可能性があるとWSJが報じている。

また、春節連休中の消費拡大期待のほか、中国AI「DeepSeek」出現が材料視されている。米国テック企業に比べ大幅に安価なコストで開発、ChatGPTを上回るパフォーマンスを叩き出した。中国政府がAIへの取り組みを強化していることを受け、上海市場ではソフトウェアや半導体などハイテク関連が大幅高となっている。

上海株の下げを嫌気して一時1.7%近く下げていた香港株は下げ幅を縮小している。韓国株と台湾株は1%超上昇、前日のナスダック大幅高を好感してハイテク関連が上昇している。インド株は小動き、来週の米印首脳会談が警戒されている。

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