東京株式(大引け)=235円高、半導体関連など買い戻され後場は次第高に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 6日の東京株式市場は朝方に日経平均が上昇して始まった後に値を消す展開だったが、後場に入って買い直された。日経平均は3万9000円台を終値で回復した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比235円05銭高の3万9066円53銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は21億7270万株、売買代金概算は4兆5201億円。値上がり銘柄数は1192、対して値下がり銘柄数は394、変わらずは54銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前場は前日同様に日経平均が朝方高く始まった後、ほぼ一直線に上げ幅を縮小する展開だったが、後場に入ると買い直され次第高に転じた。外国為替市場でドル安・円高が進み、これが輸出セクターには向かい風となったものの、半導体関連が強い動きを示したことで全体指数を支える格好となった。前場取引時間中に行われた日銀審議委員の講演でタカ派的な発言がみられ、外国為替市場で円高が加速した。しかし、1ドル=152円台を割り込んだ後、今度はドルが一貫して買い戻される展開となり152円台半ばまで円安方向に押し返された。日経平均も為替の動きに連動する形で再浮上する展開となっている。業種別では33業種中27業種が高く、値上がり銘柄数は1200近くに達しプライム市場全体の73%を占めた。

 個別では、売買代金首位となったディスコ<6146>が活況高の様相を呈したほか、フジクラ<5803>も頑強。ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅高に買われた。東京エレクトロン<8035>も堅調だった。IHI<7013>が商いを伴い高く、任天堂<7974>も上昇した。日産自動車<7201>も買い戻しの動きが優勢だった。バンダイナムコホールディングス<7832>が値を飛ばした。プロトコーポレーション<4298>が値上がり率トップに買われ、東亜道路工業<1882>、ミガロホールディングス<5535>、AZ-COM丸和ホールディングス<9090>などが急騰した。

 半面、トヨタ自動車<7203>が売りに押され、ホンダ<7267>も利食われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が軟調、伊藤忠商事<8001>も安い。KDDI<9433>、ダイキン工業<6367>の下げも目立つ。JMDC<4483>が値下がり率トップに売り込まれ、システムサポートホールディングス<4396>、ユナイテッドアローズ<7606>、カナデビア<7004>などが急落。富士フイルムホールディングス<4901>も大幅安。

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