●週間見通しゴム、円高一服だと下値固まる=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は370円台前半まで下落する展開になった。為替が円高に振れたことが嫌気さ
れており、1月末にかけての堅調地合に対する反動安になった。米中通商環境悪化の影
響は限定され、上海ゴム相場は不安定な値動きながらも底固さをみせた。非鉄金属相
場、株式相場なども底固さがみられた。ただし、2月入りしてからは為替が大きく円高
に振れており、もっぱら為替要因で1月14日以来の安値を更新した。
 今週は調整売りを消化しつつ、徐々に底固さを再確認する見通し。為替市場で急ピッ
チな円高が続いている間は、上海ゴム相場の動向と関係なく下振れリスクを抱える。た
だし、円高圧力には過熱感が強くなっており、為替市場のボラティリティが抑制されて
いく動きと連動して、徐々に底固さ再確認する見通し。米中通商環境が大きな不確実性
を抱えているが、このまま一気にリスクオフ化を促すような動きがみられなければ、円
高一服後に380円台回復を打診する見通し。下落リスクは、円高が止まらないこと、
通商環境が一気に悪化することになる。
 予想レンジは365〜385円。

(マーケットエッジ・小菅 努)


このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。