●レビュー穀物、売買交錯も需給報告には売り優勢=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 10日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比4.00セント高の491.50セン
ト、小麦先物相場は同3.25セント安の579.50セント、大豆先物相場は同変わ
らずの1049.50セントとなった。通商リスクが高まるも、穀物相場は総じて冷静
だった。11日に米農務省(USDA)需給報告の発表を控えていることもあり、積極
的な売買が見送られている。トウモロコシは良好な輸出環境、アルゼンチン産供給不安
が下値を支えた。
 11日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比7.50セント安の484.00セン
ト、小麦先物相場は同2.50セント安の577.00セント、大豆先物相場は同
6.00セント安の1043.50セントとなった。米農務省(USDA)需給報告が
発表されたが、調整売りが優勢だった。米期末在庫見通しは、トウモロコシが前月の
15.40億BUから据え置き、大豆も3.80億BUから据え置きになっている。ア
ルゼンチン産の生産高見通し引き下げもあったが、買いが膨らまなかった。米通商環境
の悪化が警戒されていることはネガティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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