[本日の見通し]石油=売り買い交錯、イランとの対話は困難か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は売り買い交錯。前日終値付近で推移して
おり、動意は限定的。
 トランプ米政権はロシアとウクライナの停戦を目指している一方、戦争を終わらない
ようならば石油制裁を強化するとロシアに警告している。核開発を続けるイランに対し
ても米国は対話を申し出ている一方、トランプ米大統領は最大限の圧力をかけるとイラ
ンを威嚇しており、いずれの国に対しても脅迫と対話がセットになっている。ただ、ロ
シアは米ロ首脳会談に前向きであり、ウクライナ戦争の終結が期待されているが、イラ
ンは米国との協議をすでに拒絶している。イランにとってトランプ米大統領の言葉に信
頼性は皆無であり、経済的あるいは軍事的な衝突を警戒しておくべきだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.05ドル安の71.34ドルで推
移。本日これまでのレンジは71.33〜71.52ドル。
 原油7月限の予想レンジは6万8200円から6万9200円、ガソリン先限は8万
5500円から8万6500円、灯油先限は8万7500円から8万8500円。
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