ゴム午前=売り先行、上海ゴムの軟化や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。序盤は上海夜間高と1ドル=151円台後半の円高と
いう強弱材料が交錯するなか、地合いを引き締める限月が目立った。だが、中盤に入る
と、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドに転じたことや、ドル・円が一段の円高に振
れたことを嫌気して、売りが先行している。TSR20は、出来ず。

 午前11時46分現在のRSS3号は前営業日比6.7〜1.0円安。活発限月の7
月限は同6.0円安の370.6円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は879
枚(前日夜間取引含む)。

【7月限はレンジ相場か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、日中取引の上海ゴムが下落に転じたことや円高
を受けて、売りが先行している。活発限月の7月限は、一時で365.5円まで軟化す
る場面があった。同水準では、すぐに買い拾われ、370円台を回復している
 2月5日以降の7月限の値動きをみると、265円付近から押し目買い意欲が強くな
る一方、275円超では戻り売り圧力が強い。現状は、260〜280円のやや値幅の
大きいレンジ相場を形成しつつある。ゴム独自のファンダメンタルズには、大きな変化
が見られない。いまは、レンジ相場を形成しつつ、新規材料待ちとなっているようだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず、TSR20は売りが先行し、2.7
〜2.1セント安。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比40元安の1万795元で推移している。

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