大阪3月限 日経225先物 39200 +90 (+0.23%) TOPIX先物 2770.0 +16.5 (+0.59%) 日経225先物(3月限)は前日比90円高の3万9200円で取引を終了。寄り付きは3万9150円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9100円)を上回り、やや買い先行で始まった。その後、2024年10-12月期の国内総生産(GDP)が市場予想を大きく上回り、日銀の早期利上げを後押しする内容と受け止められて、円相場が1ドル=151円台後半と円高に振れるなか、一時3万8990円まで売られる場面もみられた。 もっとも、下へのバイアスは強まらず、現物の寄り付き後ほどなくして3万9230円まで買われた。ただし、海外勢のフローは限られ、買い一巡後はナイトセッションでつけたレンジ(3万8990円~3万9230円)内での推移が続いた。後場は現物の取引開始時につけた3万9090円を安値に底堅さが意識され、日中の高値は更新できなかったものの、プラス圏での推移が続いた。 日経225先物は朝方に売られた後は、概ね25日移動平均線(3万9090円)、75日線(3万9060円)を上回っての値動きだった。商いは膨らまず、スキャルピングの売買が中心だったとみられる。 なお、米国では連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事とウォラー理事の講演が予定されている。日本時間の18日朝方には講演内容が伝わるとみられ、これを受けた為替市場の動向などに振らされやすいだろう。ただし、短期的なトレードが中心のためクローズの動きも早く、引き続き3万9000円近辺では、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 本日の東証プライムの騰落銘柄は、値下がり数が6割を占めていた。そのなかで、先週末に決算を発表した銘柄に資金が集中していた。ストップ高で終えた銘柄などは明日も買いが継続する可能性がありそうだ。ただ、決算が一巡したこともあり、早い段階で利益確定に向かうようだと、手掛かり材料に欠ける状況のなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの値動きに一段と振らされやすくなりそうである。 NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。先週末の安値水準から始まり、一時14.13倍まで下げる場面もみられた。200日線(14.22倍)から下放れる形状であり、NTショートに振れやすくなりそうだが、足もとでのレンジ下限水準の14.10倍辺りではNTロングの組成タイミングとなろう。 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万1767枚、ソシエテジェネラル証券が9483枚、サスケハナ・ホンコンが2706枚、JPモルガン証券が1758枚、SBI証券が1537枚、バークレイズ証券が1398枚、日産証券が1173枚、ゴールドマン証券が745枚、野村証券が726枚、楽天証券が619枚だった。 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券1万7036枚、ソシエテジェネラル証券が1万2114枚、JPモルガン証券が4884枚、バークレイズ証券が4469枚、UBS証券が3031枚、モルガンMUFG証券が2968枚、ゴールドマン証券が2319枚、ビーオブエー証券が949枚、日産証券が763枚、シティグループ証券が535枚だった。 株探ニュース
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