●米国経済 ○12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.4となりました。11月は当初発表の49.7から48.3に下方修正されました。 ○12月のISM製造業景気指数は49.3となり、11月の48.4から上昇しました。事前予想は48.5でした。 ○12月のサービス業PMIは56.8となり、11月の56.1から上昇しましたが、事前予想の58.5を下回りました。 ○12月のISM非製造業景気指数は54.1となり、11月の52.1から上昇しました。事前予想は53.2でした。 ○1月のPMI速報値は、製造業が50.1となり、12月確報値の49.4から上昇しました(事前予想は48.9)。サービス業は52.8となり、12月の56.8から低下しました(事前予想は56.7)。 ○12月の生産者物価指数(PPI)は、事前予想の前月比0.3%上昇に対して同0.2%上昇となりました(11月は同0.4%上昇)。前年同月比では3.3%上昇と加速しました(11月は同3.0%上昇)。コアPPIは、事前予想の前月比0.2%上昇に対し、同横ばいとなりました(11月は同0.2%上昇)。前年同月比では3.5%上昇となりました(11月は同3.4%上昇)。 ○12月の消費者物価指数(CPI)は、事前予想の前月比0.3%上昇に対して同0.4%上昇となりました(11月は同0.3%上昇)。前年同月比では2.9%上昇となり、11月の同2.7%上昇を上回りました。食品とエネルギーを除いたコアCPIは、事前予想の前月比0.3%上昇に対して同0.2%上昇となりました(11月は同0.3%上昇)。前年同月比では3.2%上昇となりました(11月は同3.3%上昇)。 ○2024年第4四半期のGDP成長率速報値は、事前予想の前期比年率2.6%に対して同2.3%となり、2024年第3四半期の確報値の同3.1%から低下しました。個人消費支出は、事前予想の年率3.1%増に対して同4.3%増となり、第3四半期の同3.7%増から上昇しました。 ○12月の個人所得は予想通りの前月比0.4%増(11月は同0.3%増)、個人消費支出(PCE)は同0.7%増(11月は同0.4%増)となりました。PCE価格指数は前月比0.3%上昇(11月は同0.1%上昇)、前年同月比では2.6%上昇(11月は同2.4%上昇)となりました。コアPCE価格指数は前月比0.2%上昇(11月は同0.1%上昇)、前年同月比では2.8%上昇(11月は同2.8%上昇)となりました。 ○12月の鉱工業生産指数は前月比0.9%上昇となり、事前予想の同0.3%上昇を大幅に上回りました。11月は当初発表の同0.1%低下から同0.2%上昇に上方修正されました。設備稼働率は77.6%に上昇しました。事前予想では11月の77.0%から横ばいが見込まれていました。 ○12月の小売売上高は、事前予想の前月比0.5%増に対して同0.4%増となりました(11月は同0.7%増)。 ○11月の建設支出は、事前予想の前月比0.3%増に対して同横ばいとなりました。前年同月比では3.0%増となり、下方修正後の10月の同3.9%増(当初発表は同5.0%増)を下回りました。 ○12月の自動車販売台数(年率換算)は1680万台となり、11月の1650万台から増加しました。 ○12月の小売在庫は前月比0.3%減となりました。11月は同0.3%増でした。 ○11月の卸売在庫は事前予想通りの前月比0.2%減となりました。10月は同0.2%増でした。 ⇒12月の卸売在庫の速報値は、市場予想の前月比0.3%増に対して同0.5%減となりました。11月は当初発表の同0.2%減から同0.1%減に上方修正されました。 ○11月の企業在庫は、事前予想通りの前月比0.1%増となりました。10月は当初発表の同0.1%増から同横ばいに下方修正されました。 ○11月の製造業受注は、事前予想通りの前月比0.4%減となりました。10月は当初発表の同0.2%増から同0.5%増に上方修正されました。 ○12月の耐久財受注は、事前予想の前月比0.8%増に対して同2.2%減となりました。11月は当初発表の同1.1%減から同2.0%減に下方修正されました。 ○12月の輸入物価指数は前月比0.1%低下の予想に対し、同0.1%上昇(11月は同0.1%上昇)、前年同月比では2.2%上昇(11月は同1.3%上昇)でした。12月の輸出物価指数は市場予想の前月比0.1%上昇に対し、同0.3%上昇となりました(11月は前月比横ばい)。前年同月比では1.8%上昇で、11月は同0.8%上昇でした。 ○11月の貿易収支の赤字額は10月の736億ドルから782億ドルに増加しました。 ○12月の財の貿易収支の速報値は1221億ドルの赤字となり、赤字額は11月の1035億ドルから増加しました。輸入は前月比3.9%増(11月は同4.3%増)、輸出は同4.5%減(11月は同3.3%増)でした。 ○1月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は、事前予想が12月の74.0から74.5への上昇を見込んでいたのに対し、前月から低下して73.2となりました。1年先のインフレ期待は3.3%と、12月の2.8%から上昇しました。 ⇒1月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は71.1となりました。1年先のインフレ期待は速報値から変わらずの3.3%となりました。 ○民間調査機関コンファレンスボードが発表した1月の消費者信頼感指数は事前予想の106.3を下回る104.1となりました。12月は当初発表の104.7から109.5に上方修正されました。 ○12月の景気先行指数は市場予想通り前月比0.1%低下となりました。11月は当初発表の同0.3%上昇から同0.4%上昇に上方修正されました。 ●雇用関係 ○12月のADP全米雇用統計では、民間部門雇用者数が市場予想の13万4000人増に対し、12万2000人増となりました。11月は14万6000人増でした。雇用者数が最も増えたのは教育・医療サービスで5万7000人増、最も振るわなかったのは製造業で6000人減でした。転職しなかった労働者の賃金上昇率は前年同月比4.6%(11月は同4.8%)、転職者の賃金上昇率は同7.1%でした(11月は同7.2%)。 ○12月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想の15万7000人増を大幅に上回る25万6000人増となりました。11月の非農業部門雇用者数は当初発表の22万7000人増から21万2000人増に下方修正されました。 ⇒12月の失業率は市場予想が前月から横ばいの4.2%だったのに対し、4.1%に低下しました(10月と9月は4.1%、8月は4.2%、7月は4.3%、6月は4.1%、5月は4.0%、4月は3.9%、3月は3.8%、2月は3.9%、1月と2023年12月、11月は3.7%でした。2020年2月は3.5%でしたが、同年5月には13.3%となりました)。 ⇒労働参加率は市場予想通り、前月の62.5%から変わらずとなりました(10月は62.6%、9月、8月、7月は62.7%、6月は62.6%、5月は62.5%、4月と3月は62.7%、2月、1月と2023年12月は62.5%、11月は62.8%、10月は62.7%、9月は62.8%)。 ⇒12月の週平均労働時間は事前予想通り、前月から横ばいの34.3時間となりました(10月と9月は34.2時間、8月は34.4時間、7月は34.2時間、6月、5月、4月は34.3時間、3月は34.4時間、2月は34.3時間、1月は34.2時間、2023年12月は34.3時間、11月は34.4時間、10月は34.3時間、9月は34.4時間)。 ⇒12月の平均時給は事前予想通り、前月比0.3%増(前月の35.61ドルから35.69ドルに増加)となりました(10月は同0.4%増、9月は同0.3%増、8月は同0.4%増、7月は同0.2%増、6月は同0.3%増、5月と4月は同0.2%増、3月は同0.3%増、2月は同0.2%増、1月は同0.5%増)。前年同月比では、12月は3.9%増となり、11月の同4.0%増から低下しました(10月は4.0%増、9月と8月は同3.9%増、7月は同3.6%増、5月は同4.1%増、4月は同4.0%増、3月は同4.1%増、2月は同4.3%増、1月は同4.4%増)。 ○11月のJOLTS(求人労働異動調査)によると、求人件数は市場予想の865万件を下回る809万8000件となりました。10月は当初発表の774万4000件から、783万9000件に上方修正されました。 ○2024年第4四半期の雇用コスト指数は、市場予想通り前期比0.9%上昇、前年同期比では3.8%上昇でした(2024年第3四半期は同3.8%上昇)。 ○失業保険継続受給件数(季節調整済み)は、前月の191万件から185万8000件に減少しました。 ⇒週間新規失業保険申請件数(当初報告通り): ⇒2025年1月2日発表の週間新規失業保険申請件数:21万1000件 ⇒2025年1月9日発表の週間新規失業保険申請件数:20万1000件 ⇒2025年1月16日発表の週間新規失業保険申請件数:21万7000件 ⇒2024年1月23日発表の週間新規失業保険申請件数:22万3000件 ⇒2025年1月30日発表の週間新規失業保険申請件数:20万7000件 ※「中国AIショックでM7反落もS&P500は最高値更新 (4)」へ続く 株探ニュース
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