ポンド、英労働市場の低迷による打撃の可能性=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ストラテジストはメモの中で、英労働市場の低迷を示す証拠が積み重なれば、ポンドは下落の可能性があると指摘。本日は10-12月の英雇用統計が発表になっていたが、賃金上昇率は加速していた。

 しかし、同ストラテジストは、賃金はデータが示すほど堅調ではない兆候があると指摘。英人事管理協会(HRMC)のデータによると、1月の賃金上昇率は大幅に鈍化していた。一方、PMIの雇用指数、KPMG/REC求人調査、英中銀意思決定者パネル調査では、雇用市場の減速が示されている。労働市場の軟化を示すさらなるデータが示された場合、英中銀の追加利下げ期待が高まる可能性があると指摘している。

 これによりポンドドルは現在の1.26ドル台から第3四半期にかけて1.20ドルに向かっての下落を引き続き予想しているという。

*英ILO失業率(10-12月平均)16:00
結果 4.4%
予想 4.6% 前回 4.4%

*英週平均賃金(10-12月平均)16:00
結果 5.9%
予想 5.9% 前回 5.6%(除く賞与・前年比)

GBP/USD 1.2615 GBP/JPY 191.41 EUR/GBP 0.8293

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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