NY株式18日(NY時間12:49)(日本時間02:49) ダウ平均 44475.51(-70.57 -0.16%) ナスダック 20003.71(-23.06 -0.12%) CME日経平均先物 39290(大証終比:0 0.00%) 連休明けのNY株式市場でダウ平均は小幅続落。先週の米株式市場は好調に終え、最高値圏を維持したが、本日は一服している。先週の上昇の多くは、トランプ大統領が米製品に課税している国々に対して相互関税を課す計画を発表した木曜日に起こった。ただ、国ごとの交渉である点や、実施時期も4月以降となっていたことから、より厳しい課税を懸念していた投資家には安心感が広がったようだ。 年初から株価は上下動を繰り返している。貿易やインフレに関する懸念は続いているが、米株式市場は次の上昇局面のきっかけを探っている。 10-12月期決算がピークアウトし、今週のウォルマート<WMT>以降、11-1月期決算が本格化する。今回の決算はIT大手のAI投資には懸念が生じたものの、そこそこの内容だったと受け止められているようだ。 「企業の利益予想が加速し、大半の企業で自社株買いの機会が訪れるにつれて、弱気派の主張の根幹が崩れつつある。S&P500が選挙以降、抜け出せないでいる取引レンジを抜け出す可能性が高まっている」といった楽観的な声も出ている。 インテル<INTC>が反発。台湾TSMCとブロードコム<AVGO>の両社が、同社を2分割する可能性のある取引を検討していると伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。 コロナビールなどアルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が上昇。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が新たなポジションを報告した。 建機レンタルのH&Eエクイップメント・サービシズ<HEES>が大幅高。同業のハーク<HRI>の買収提案を受け入れると伝わった。 ヘルスケアのアプリ開発を手掛けるヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。 ドラッグストアチェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が大幅高。投資会社のシカモアとの買収交渉が現在進行中だと伝わった。 スナックやシリアルなど加工食品を手掛けるゼネラル・ミルズ<GIS>が下落。ハーメニングCEOとブルースCFOがフロリダ州で開催されたコンファレンスに出席し、慎重な見通しを示した。 インフラ建設を手掛けるフルーア<FLR>が決算を受け下落。1株利益、売上高とも予想を下回った。新規受注が70%減少したほか、受注残も予想を下回った。 スーパー・マイクロ<SMCI>が大幅に4日続伸。引き続きポジティブな長期の売上高見通しが買い手掛かりとなっている。26年度には、ブラックウェルを使用したサーバー販売台数がより大きな役割を果たし、売上高は400億ドルを達成できる道筋にあると述べていた。 インテル<INTC> 25.99(+2.39 +10.14%) コンステレーション・ブランズ<STZ> 169.66(+6.72 +4.12%) H&E<HEES> 100.15(+12.86 +14.73%) ハーク<HRI> 181.66(-18.39 -9.19%) ヒムズ&ハーズ<HIMS> 58.94(-1.53 -2.53%) ウォルグリーン<WBA> 10.85(+1.15 +11.80%) ゼネラル・ミルズ<GIS> 56.84(-2.00 -3.40%) フルアー<FLR> 39.18(-4.23 -9.74%) スーパー・マイクロ<SMCI> 53.37(+5.46 +11.40%) アップル<AAPL> 244.04(-0.56 -0.23%) マイクロソフト<MSFT> 408.71(+0.28 +0.07%) アマゾン<AMZN> 224.45(-4.23 -1.85%) アルファベットC<GOOG> 185.54(-1.33 -0.71%) テスラ<TSLA> 354.51(-1.33 -0.37%) メタ<META> 715.86(-20.82 -2.83%) AMD<AMD> 113.79(+0.69 +0.61%) エヌビディア<NVDA> 140.12(+1.27 +0.91%) イーライリリー<LLY> 854.98(+10.71 +1.27%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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