アジア株 香港株大幅安、調整売りに押される JPモルガンは中国AI株は「極端に買われすぎ」

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株大幅安、調整売りに押される JPモルガンは中国AI株は「極端に買われすぎ」

東京時間11:04現在
香港ハンセン指数   22531.70(-412.54 -1.80%)
中国上海総合指数  3350.33(-1.21 -0.04%)
台湾加権指数     23472.98(-131.10 -0.56%)
韓国総合株価指数  2656.59(-14.93 -0.56%)
豪ASX200指数    8291.50(-127.69 -1.52%)

アジア株は全面安。米利下げ期待後退やトランプ氏のゼレンスキー大統領は「独裁者」発言を受け、和平交渉巡り対立激化懸念が高まっている。

香港株は大幅続落。約4カ月ぶり高値圏にあることから、期待外れだったバイドゥ決算や地政学リスクの高まりなどを機に利益確定の売りが広がっている。美団や快手科技、バイドゥ、アリババ、テンセントホールディングス、ネットイース、JDドットコムなどハイテク関連が総じて下落している。

JPモルガンは最近の中国AI銘柄は「極端に買われすぎている」と指摘、エクスポージャー縮小を勧めた。一方、米モルガンスタンレーは中国株の目標を引き上げた。MSCI中国指数を「アンダーウエイト」から「イコールウエイト」に引き上げ、今年末の目標を77に引き上げた。また、香港ハンセン指数の今年末目標も2万4000ポイントに引き上げた。

豪州株は4営業日続落、1カ月ぶり安値をつけている。不動産や医療品、素材、金融、ハイテク、公益関連など幅広い銘柄が下落している。豪中銀は先日、約4年ぶりに利下げに踏み切ったものの、さらなる利下げには慎重な姿勢を示している。ブロック豪中銀総裁は「今回の利下げはさらなる引き下げを意味するものではない」と市場を牽制、市場の期待を打ち砕いた。

きょう発表された豪州1月の雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回る増加、労働参加率は67.3%と過去最高を記録した。失業率は4.0%から4.1%に悪化したものの市場予想と一致した。

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