日経平均株価 始値 38942.91 高値 38967.01(09:05) 安値 38468.72(13:15) 大引け 38678.04(前日比 -486.57 、 -1.24% ) 売買高 18億7799万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆4888億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は大幅反落、一時700円近く下げる場面も 2.米国ではS&P500が最高値、米金利上昇一服を好感 3.日米金利差縮小の思惑で、為替は一段と円高が進行 4.後半下げ渋るも500円近い下げ、内需株売り目立つ 5.半導体主力株も軟調、値下がり銘柄は全体の8割超 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比71ドル高と続伸した。メルクやユナイテッドヘルス などディフェンシブ株の一角が買われた。 東京市場では、リスクオフの流れが強まり、日経平均株価は波乱含みの下げでフシ目の3万9000円台を大きく割り込んだ。 20日の東京市場は、朝方に日経平均が安く始まった後も、漸次下げ幅を広げ、後場前半に700円近い下落をみせる場面もあった。前日の欧州株市場は総じて下落したが、米国株市場では根強い買いが入りS&P500指数が小幅ながら最高値を更新するなど頑強な値動きを示した。この日はFOMC議事要旨の開示を受け米長期金利が上昇一服となったことから、投資家のセンチメントが改善し全体相場の下値を支えた。しかし、米国の金利低下を背景に外国為替市場ではドル売りの動きを誘発、足もとで急速に円高方向に振れたことが、本日の東京市場ではネガティブに作用した。先物主導の下げで深押しとなったが、個別株は円高にもかかわらず内需株への売りが目立つ状況。値下がり銘柄数はプライム市場全体の82%を占めた。 個別では、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>といった半導体製造装置の主力株が軟調、フジクラ<5803>も値を下げた。IHI<7013>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも利食われた。トヨタ自動車<7203>が冴えず、ソフトバンクグループ<9984>も下落した。栗田工業<6370>、M&A総研ホールディングス<9552>などが大幅安、横浜ゴム<5101>、明電舎<6508>なども大きく水準を切り下げた。ユーグレナ<2931>も利益確定の売りが目立った。 半面、三菱重工業<7011>が売り物をこなし小幅ながら高く引けたほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>も上値を追った。ブリヂストン<5108>も頑強な値動きをみせた。くら寿司<2695>が1本値でストップ高を演じ買い物を残した。サンウェルズ<9229>が急騰、ミガロホールディングス<5535>が値を飛ばし、山崎製パン<2212>も大幅高。TOTO<5332>も物色人気。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は日東電 <6988>、エムスリー <2413>、スズキ <7269>、ルネサス <6723>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約23円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約216円。 東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)空運業、(4)電気・ガス業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)建設業、(2)その他製品、(3)非鉄金属、(4)サービス業、(5)精密機器。 ■個別材料株 △くら寿司 <2695> [東証P] 優待再導入を材料視。 △テラドローン <278A> [東証G] 米国代理店と販売契約締結。 △ANAP <3189> [東証S] 子会社の事業展開に向けた資金調達を発表。 △フジタコーポ <3370> [東証S] 株主優待制度の変更を材料視。 △フォーシーズ <3726> [東証S] 寝る美顔器枕の契約台数が100台を突破。 △コレックHD <6578> [東証S] 大ガス系との業務提携契約の締結をポジティブ視。 △ALiNK <7077> [東証G] 株主優待での長期保有優遇制度導入を好感。 △北洋銀 <8524> [東証P] 上限2.09%の自社株買いを発表。 △栗林船 <9171> [東証S] 28年3月期営業益目標30億円とする中期計画を策定。 △日本プロセス <9651> [東証S] アドソル日進 <3837> 株売却益で特別配当実施へ。 ▼FIG <4392> [東証P] 前期最終損益は大幅赤字に転落。 ▼新家工 <7305> [東証S] アセット・バリュー・インベスターズの保有株比率低下を嫌気。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)くら寿司 <2695>、(2)サンウェルズ <9229>、(3)ミガロHD <5535>、(4)FFJ <7092>、(5)Lドリンク <2585>、(6)オーケストラ <6533>、(7)山パン <2212>、(8)MTI <9438>、(9)日ヒュム <5262>、(10)TOTO <5332>。 値下がり率上位10傑は(1)栗田工 <6370>、(2)M&A総研 <9552>、(3)浜ゴム <5101>、(4)瑞光 <6279>、(5)明電舎 <6508>、(6)日野自 <7205>、(7)カチタス <8919>、(8)山梨銀 <8360>、(9)ユーグレナ <2931>、(10)北越コーポ <3865>。 【大引け】 日経平均は前日比486.57円(1.24%)安の3万8678.04円。TOPIXは前日比32.65(1.18%)安の2734.60。出来高は概算で18億7799万株。東証プライムの値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は1344となった。東証グロース250指数は683.37ポイント(1.75ポイント安)。 [2025年2月20日] 株探ニュース
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