株価指数先物【昼】 売り一巡後は-2σ水準での底固めへ

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比440円安の3万8350円(-1.13%)前後で推移。寄り付きは3万8040円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8020円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。開始直後につけた3万8000円を安値にリバウンドをみせており、中盤にかけて3万8400円台を回復。その後は3万8350円~3万8450円辺りでの保ち合いが続き、終盤にかけて一時3万8480円まで下げ幅を縮める場面もみられた。

 日経225先物はナイトセッションで一時3万7870円まで急落し、ボリンジャーバンドの-3σ(3万7940円)まで下げてきたことで、売られ過ぎが意識されやすく、寄り付き後は自律反発の動きとなった。ボリンジャーバンドの-2σ(3万8330円)を上回ってきたことも、ショートカバーに向かわせた形だろう。-2σ水準での底固めの動きをみせてくるようだと、ショートカバーを誘う流れから、押し目狙いのロングが入りやすいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型の重荷となるなか、一時14.03倍まで低下する場面もみられた。これまでの14.10倍から200日移動平均線(14.22倍)辺りでのレンジを下抜けるなか、NTショートに振れやすい状況である。

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