プラチナ市況=プラチナは続落、現物相場の軟化と円再上昇で下げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02           2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,120    +11 納会  14,217   -43  : 2,934.94    +5.11
銀          157.0    0.0 納会     159.2   0.0  : 3,226.00   -59.00
プラチナ     4,500   -100 納会     4,580   -61  :   964.39    -7.43
パラジウム   4,800      0 納会     4,800     0  :   940.21   -30.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.76   -0.70  ユーロ・ドル相場   1.0476  -0.0015
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安と円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、円高一服を受けて下げ一服となった。先限は正午過ぎに
29円安で推移。午後になり、現物相場に軟化、円再上昇から下げ幅を拡大し、61円
安まで下落し、今日の安値引け。2月当限は100円安となり、大幅安で納会。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、2月当限を除きプラチナ、プラチナミニが78〜55円安、プラチナ
スポットが57円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9584枚、プラチナミニが1153枚、プラチナスポッ
トが4305枚、パラジウムが0枚。
【先限は7日連続の陰線引け】
 プラチナ先限は4588円まで下落し、今年1月6日以来の安値をつけた。夜間取引
で下値を切り上げた。日中取引で4630円まで戻したが、プラスサイドに戻せず、終
盤に再軟化。日足は7日連続の陰線引け。1月6日の安値4558円が支持線になって
いるが、チャートはまだ底入れ感は感じられず。
 トランプ米大統領は24日、カナダとメキシコからの輸入品に対し、25%の関税を
課すことに関し、「予定通り進められている」と述べた。来月3月4日から関税を課す
考えを示しており、トランプ関税に対する警戒感からプラチナ市場では実需家は買いに
慎重姿勢が伺える。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の966.20ドルから、ドル高が圧迫
要因になったが、下げ一服となった。正午前に969ドル台で戻りを抑えられた後、
語義にななり、売り優勢となり、961ドル台まで下落。
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