−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,918.8 -44.4 シカゴ大豆 2025/ 3 1,031.25 +2.25 NY銀 2025/ 3 3,182.6 -77.7 シカゴコーン 2025/ 3 479.75 -2.75 NYプラ 2025/ 4 969.4 - 1.2 NY原油 2025/ 4 68.93 -1.77 NYパラ 2025/ 3 923.00 -20.20 ドル・円 149.00 -0.76 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149円水準で推移、一時148円台半ばまで下落 ドル円は売りが強まり、一時148.50円付近まで下落した。この日発表になった 2月の米消費者信頼感指数が98.3と100を下回り、昨年6月以来の低水準となっ た。先週のミシガン大消費者信頼感指数に続き、家計のセンチメントが低下しているこ とを示唆する内容となっている。 インフレが高止まりしていることや、トランプ大統領の関税政策、徐々に冷え込みつ つある労働市場が消費者のセンチメントを圧迫している。これを受けて短期金融市場で はFRBによる年内2回の利下げ観測が復活している。 米株式市場や原油に売りが強まる中、為替市場はリスク回避の円高の動きが見られ、 ドル円は一時148.50円付近まで下落。昨年12月初めの安値水準に一時顔合わせ したが、その水準を完全にブレイクするようであれば、チャートは三尊天井を形成し、 下向きのサインが点灯する。 ◎NY貴金属=軒並み下落、金は利食い売りで急落 ニューヨーク金は急反落、銀は大幅続落。 金4月限は急反落。時間外取引では、ドル高が一服したが、ウクライナ停戦の可能性 を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ一服となったが、戻りは売られ た。日中取引では、ドル安を受けて押し目を買われたが、ウクライナ停戦が意識される なか、利食い売りが出ると、時間外取引の安値を割り込んで急落した。 銀3月限はドル安となったが、金急落につれ安となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、ドル高が一服したが、金軟調を受けて戻り を売られた。欧州時間に入ると、手じまい売り一巡後は買い戻されて下げ一服となっ た。日中取引では、ドル安を受けて買い優勢で始まったのち、金急落を受けて戻りを売 られた。 パラジウム3月限は欧州時間に買い戻されたが、他の貴金属の軟調を受けて戻りを売 られた。 ◎LME=続落、金の急落や電線需要の減少警戒から売り優勢で運ばれる アルミ3カ月物は続落。2650ドルで小幅続落で取引を開始。アジア株の頭重い足 取りを受けて値を落とし2627ドルの安値を付けた。今月18日以来の安値まで値を 落としたことで買い戻され欧州時間の終盤に2650ドルに到達。米国時間の序盤はニ ューヨークダウの堅調な値動きを手掛かりにした買いを受けてプラスサイドに転じ、こ の日の高値となる2669ドルまで値を伸ばした。しかし、終盤に銅・金の下落に追随 する売りが膨らんで値を落としマイナスサイドに転換。終値ベースで2640ドルを割 り込んだ。 銅3カ月物は続落。9477ドルで安寄りした後はアジア株の軟調な足取りが重石と なって9490ドルで戻りを抑えられる場面が続いたが、欧州株式市場で英FTSEが 堅調に推移したことが支援材料となり、欧州の時間帯後半には地合いを引き締め、その 後もニューヨークダウが序盤、続伸となったことでこの日の高値となる9528ドルド ルまで上伸。ただ、利益確定の動きから金が急落したことが転売の動きを活発化させた ため終盤に急落。引け間際に9385ドルの安値まで値を落とした後、安値に近い水準 で取引を終えた。マイクロソフトが米国内のデータセンターのリース解約を発表したこ とで銅の電線向け需要の減少が警戒されたことも下げの一因となった。 ◎NY原油=反落、関税戦争による世界経済の悪化を警戒 ニューヨーク原油の2025年4月限は反落。 トランプ米大統領の関税政策によって世界経済が混乱し、景気悪化によって石油需要 が下振れするリスクが意識されている。米国が来週4日からカナダやメキシコからの輸 入品に対する追加関税を発動する可能性があるほか、トランプ米政権は対中半導体規制 を強化するとも伝わっている。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅まちまち、コーンは総じて続落 大豆は小幅まちまち。引き続きアルゼンチンおよびブラジル産地で天候が回復してい ることが重石となった。ただ、27〜28日に開催される米農務省(USDA)の農産 物展望会議(アウトルック・フォーラム)では、今春の大豆作付面積は縮小との見通し が示されるとの見方が強まるなか、買い戻す動きも見られ、一部限月が反発した。 コーンは総じて続落。ブラジルでの天候回復に伴うサフリーニャコーンの作付けペー スの回復、アルゼンチンの降雨を受けた穀物の生育環境が改善が前日に続いて弱材料視 された。また、米農務省(USDA)の農産物展望会議(アウトルックフォーラム)で は、大豆に比べて割高感のあるコーンの今春の作付面積は拡大予想が示される、との観 測も重石となった。 MINKABU PRESS
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