[本日の見通し]石油=API発表の米原油在庫の減少にも戻り鈍い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は大幅続落。夜間取引で6万4930円ま
で下落。日中取引では6万5230円で下げ渋った後、わずかに下げ幅を縮小し、6万
5500円を挟んでもみあい。
 25日のニューヨーク原油の引け後に米石油協会(API)が発表した米原油在庫は
前週比64万バレル減となり、市場予想の前週比250万バレル増に反し、強気材料と
なり、26日のニューヨーク原油時間外取引は小幅続伸。ただJPXドバイ原油の戻り
は鈍く、積極的な安値拾いの動きは感じられない。円の先高感、他商品の下落、日経平
均株価の続落で投資家心理が弱気となり、この後も急速に下げ幅を縮小の動きは想定し
くにい。
 7月限は、夜間終盤の戻り場面でつけた6万5600円を超えることができるかに注
目したい。6万5600円超えとなると、6万5800円近くまでの戻りが見込めると
予想。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.23ドル高の69.16ドルで推
移。本日これまでのレンジは69.06〜69.18ドル。
 原油7月限の予想レンジは6万5300円から6万5800円、ガソリン先限は8万
5500円から8万6500円、灯油先限は8万7500円から8万8500円。
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