石油午前=大幅続落、7月限は利益確定の買い戻しで下げ幅を縮小場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅続落。前日の海外原油が軟調に推移し、下値模索、円高が1ド
ル=148円台まで進行を背景に夜間取引から2000円超の下落が続出した。
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は下げ幅を縮小。6万5500円を挟んで
もみあい後、夜間取引の終盤につけた6万5600円を試すまで下値を切り上げとなっ
た後、6万5720円まで下げ幅を縮小している。小口の利益確定の買い戻しによる下
げ幅縮小場面か。
 午前11時12分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2150〜260円安。
 午前11時12分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1249枚。
【一次産品需要減少不安で商品市場からリスク資金が流出】
 ニューヨーク原油期近4月限が70ドル割れとなる下落に加え、株安、円高と弱材料
が揃い、投資家心理が弱気。商品相場全体の値動きを示すCRB商品指数は25日、
306.50まで低下し、1月31日以来の低水準に低下。米国経済の先行き不透明感
から一次産品需要の減少不安からリスク資金が商品市場から流出傾向にある。
 25日のニューヨーク原油の引け後に米石油協会(API)が発表した米原油在庫
は、市場予想の前週比250万バレル増に反し、前週比64万バレル減となり、強気材
料となったが、ニューヨーク原油時間外取引で上げ幅は限定的。
【海外原油夜間取引=小反発】
 ニューヨーク時間外取引で4月限は前日比0.21ドル高の69.14ドルで推移。
本日これまでのレンジは69.04〜69.24ドル。
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