アジア株 香港株3年ぶり高値、全人代期待の買い続く 16時から金融トップが共同記者会見 東京時間11:11現在 香港ハンセン指数 24204.19(+609.98 +2.59%) 中国上海総合指数 3372.46(+31.27 +0.95%) 台湾加権指数 22867.00(-4.90 -0.02%) 韓国総合株価指数 2582.97(+24.84 +0.97%) 豪ASX200指数 8091.80(-49.31 -0.61%) アジア株は軒並み上昇。中国全人代期待や欧州経済成長促進、米株反発でリスク選好ムードが広がっている。 アジア市場では全人代期待が続いており、欧州市場ではドイツ政府が大胆な財政改革案を提示したことで、ドイツ含む欧州の経済成長期待が高まっている。米国市場ではトランプ氏がメキシコとカナダ製の自動車への関税導入を30日延期したほか、メキシコカナダ関税から農産物を除外することも検討している。 市場はトランプに振り回され続けており、疲れ切っているようで米関税報道に対する反応は薄い。カナダ外相はトランプ関税の心理戦にさらされるつもりはないとコメント、カナダ国民に米国で休暇を過ごさないよう呼びかけている。 トランプはさておき、アジア市場では中国の大規模支援策への期待が高まっている。米中貿易摩擦激化でも中国政府は3年連続で経済成長目標を強気の「約5%」に設定。中国当局者は、5%の達成は容易ではなく大変な努力を要するが達成は可能性だと指摘。全人代はきのう開幕、11日に閉幕する。 きょうは日本時間16時から中国人民銀行、中国証券監督管理委員会、中国国家発展改革委員会ら金融トップが共同記者会見を開く予定となっており、金融市場安定化に向けた支援策発表が期待される。そのほか、中国政府が北京と上海で住宅購入規制を緩和する可能性があるとの報道も伝わっている。ほかの中核都市でも規制緩和を進めるもよう。 香港株は大幅続伸、約3年ぶり高値をつけている。快手科技やアリババ、テンセントホールディングス、レノボ、美団、JDドットコム、バイドゥ、シャオミなどハイテク関連が大幅高。素材や消費者サービス、金融、医療品、自動車なども総じて上昇している。上海株は約2週間ぶり高値。ハイテクやコミュニケーションサービスの上げが目立つ、不動産や消費財も軒並み上昇している。 豪州株は続落、12月23日以来の安値。豪利下げ期待後退や米中貿易摩擦による豪景気先行き不安が広がっている。豪中銀のハウザー副総裁は、トランプ関税の影響で豪州の信頼感は落ち込んでおり、経済見通しが悪化していると指摘。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。