【本日の見通し】トランプ関税政策や米雇用統計に注目 前日の海外市場では、ドル円は上値の重い展開となり、一時147.30台まで下落した。春闘での賃上げ要求が6%台に乗せたことで、日銀による利上げ観測が高まり、円買いにつながった。147円台前半まで下落した後は148円を挟んでの振幅となっている。 引き続きトランプ米大統領による関税政策などが市場の混乱要因となりそうだ。また、今日は22時半に2月の米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数の事前予想は+16.0万人となっており、前回の+14.3万人から増加する見通し。失業率の予想は4.0%となり、前回と同水準の見通し。非農業部門雇用者数が市場予想を上回るとドル買いに、下回るとドル売りに振れやすいとみられる。 ユーロドルは海外市場で、ドイツの長期金利の上昇などを受けて1.0850台まで上昇した。ただ、買いが一服すると1.08割れまで下落している。今日は買いが一服して1.07台後半での推移か。 この日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、市場予想通り政策金利を0.25%引き下げた。声明では「政策金利は引き締め的ではなくなりつつある」として。今後の利下げペース減速を示唆した。 ユーロ円は上値の重い展開となり、159円台前半まで下落した。その後は戻りも売りに押されやすく、軟調な流れか。 MINKABU PRESS
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