[今夜の視点]金・銀=米CPIを確認

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、ドル安を受けて買い優
勢となった。アジア市場では、朝方の2917.06ドルから、ドル高が圧迫要因にな
ったが、2911ドル台で押し目を買われた。午後に入ると、2919ドル台まで上昇
したのち、上げ一服となった。
 ドイツの防衛費増額やウクライナの暫定停戦受け入れを受けてドル安に振れた。トラ
ンプ米大統領はカナダに対する追加関税を見送ったが、全ての貿易相手国に対する25
%の鉄鋼・アルミ関税は発動した。4月2日には相互関税が発表される見通しであり、
貿易戦争に対する懸念が残る。今夜は2月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある
事前予想は前年比2.9%上昇と前月の3.0%上昇から伸びが縮小するとみられてい
る。ただ関税発動の影響を確認するまで利下げは見送られることになりそうだ。
<今夜の予定>
・米消費者物価指数 2025年2月(労働省)
・米財政収支 2025年2月(財務省)
・政策金利発表(カナダ銀行)
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