シカゴ大豆の夜間取引は小幅なもみ合い。5月限は1010セント台前半で小浮動し ている。注目の米農務省(USDA)の月例需給報告は後述するようにほぼ無風通過の 様相となった。今後は材料的には3月末の作付意向面積が注目されることになるが、新 穀限月の比価(大豆11月限/コーン12月限)の面から今年はコーン有利のため、大 豆のの作付面積が縮小することが予想されており、それが月末までの注目点となろう。 またトランプ政権による関税攻撃の結果、貿易摩擦懸念が高まっていることも引き続 き今後の波乱要因となる。とくに米国産大豆の最大の顧客である中国との関係が焦点と なりそうだ。 前日のシカゴは小幅続落。USDAの月例需給報告では、米国産の期末在庫は据え置 きとなり、ほぼ予想通りの展開。加えて注目されていた南米産の生産高もブラジル、ア ルゼンチンともに据え置きとなったことで決め手材料難となった。 5月限は1009.75セントまで下落した後、引けは1011.25セントと何と か1010セント台で引けた。 <今夜の予定> ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】 21:30 消費者物価指数 2025年2月(労働省) 【経済】 3/13 03:00 財政収支 2025年2月(財務省) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】 22:45 政策金利発表(カナダ銀行) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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