−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 999.25 999.25 999.25 996.75 + 9.25 2025/05 1,002.00 1,018.00 999.50 1,010.75 +10.25 2025/07 1,016.50 1,031.75 1,014.25 1,025.00 + 9.50 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 207,607 243,518 814,229 (+ 3,855) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(3月6日までの週) 大 豆:79万4800トン(事前予想レンジ:10万〜50万トン) 大豆粕:18万6400トン(事前予想レンジ:15万〜40万トン) 大豆油: 6万8500トン(事前予想レンジ: 2万〜 6万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(3月19日−3月23日) コーンベルト西部の気温は平年並。雨量は平年並〜平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を上回る、雨量は平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は反発。前日比は2.25〜10.25セント高。5月限は前日比10.25セ ント高の1010.75セント。 米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を上回る強気な内容だったこと に加え、ドル安傾向が強まったことが強気材料となった。また、乾燥に見舞われた結 果、アルゼンチンの生産量が事前予想を下回る、との見方が強まったことも買いを支援 する要因となった。5月限はこの日の上伸で前日の下げ幅を概ね相殺した。 期近5月限は1002セントで取引を開始した後は次第高で運ばれ欧州の時間帯に 1008セント台に達した。しばらく1008セント前後でもちあった後、シカゴの時 間帯には強気な輸出を受けて地合いを引き締め1018セントの高値まで浮上。高値を 離れた後は1010セントを下値支持線とする高もちあいとなり、2ケタの上げ幅を維 持して終えた。 米農務省(USDA)が発表した3月6日までの大豆週間純輸出成約高は79万 4800トンで前週の40万7800トンを上回った。 今年度の累計純輸出成約高は4506万9100トンで前年度同期の3959万 7000トンを約14%上回っている。 ロザリオ貿易委員会(Rosario Board of Trade)は、今年の アルゼンチンの大豆生産量見通しを、米農務省(USDA)が月例需給報告で示した 4900万トンを下回る4650万トン、との見方を明らかにした。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> リオグランデドスル州では高温乾燥が続いており、穀物の作柄は劣に近い状態にあ る。17日にかけて散発的な降雨となるが、15日までは気温は平年以下〜平年並が見 込まれるものの、16〜17日は平年を上回る見通しであり、高温による影響が懸念さ れる。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 前線の停滞により南部、中部では降雨が続いている。前線は今後ゆっくりと北上する 見通しだが、速度が遅いため引き続き降雨になると見られる。ただ、中部産地東側では 17日の週は少雨傾向が見込まれ、サフリーニャコーンは高温乾燥によるストレスを受 ける見込み。一方の西側は慈雨に恵まれ良好な作柄を保つと見られる。 <アルゼンチン全域> 今週は中部を中心に前線の接近に伴う降雨が見られたが、17日の週は全体的に少雨 傾向になると予想される。また気温は今後数日は穏やかながら17日以降は上昇し、穀 物にストレスを与える可能性がある。ただ、3月前半に降雨となったことで、長期化し なければ高温乾燥による穀物への影響は限られそうだ。 大豆製品は大豆粕はアルゼンチンの生育不安を受けて大きく値を伸ばしたが、一方の 大豆油は原油の軟調が手掛かりとなって下落。大豆粕買いの大豆油売りのストラドル取 引も見られたもよう。 大豆粕5月限は前日比6.90ドル高の307.10ドル。 今日の材料 ・ブラジルリオグランデドスル州では高温乾燥が続き作柄の低迷が警戒される。 ・ブラジル産地中部は降雨に恵まれ良好な生育環境を維持。 ・アルゼンチン産地では少雨傾向が続くも3月上旬の降雨の後で作柄悪化リスクは 低下。 ・USDA発表の3月6日までの大豆週間純輸出成約高は79万4800トンで前週 の40万7800トンを上回る。 MINKABU PRESS
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