[本日の見通し]ゴム=戻り売り優勢、報復関税合戦を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、戻り売り優勢の展開となりそうだ。寄り付きでは、上海夜
間が小幅安、ドル・円がやや円高に振れたものの、これに対する反応は薄く、夜間取引
と同値圏で推移した。その後も動意に欠ける展開となっている。

 今日のJPXゴムRSS3号は、戻り売り優勢で推移しそうだ、活発限月の8月限
は、11日に325.3円まで急落し、一代の安値を更新した。その後、戻り場面とな
ったが、345円付近で戻りいっぱいとなっている。
 いまの、金融・商品市場は、トランプ米大統領の関税に対する発言で右往左往してお
り、腰を据えてポジションを作るような場面ではない。米中が報復関税合戦となってい
るうえ、米国は欧州連合(EU)やカナダとの間でも報復関税の応酬になってきた。
 このような状況下では、買いが入っても続かない。JPXゴムRSS3号は、目先、
戻り売りが優勢になるとみる。
 午前9時39分時点の円相場は1ドル=148.18円付近で推移している。

 午前9時39分時点のゴムRSS3号活発限月の8月限は同3.0円高の340.2
円。今日の日中、予想される6月限のレンジ335.0〜345.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号8月限の予想レンジは320.0〜360.0円。
テクニカルからの下値支持線は325.3円(3月11日安値)、上値抵抗線は35
0.0円(節目)。

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