●論点解説ゴム、日本への自動車関税発動も迫るか=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 通商リスクの織り込みが、ゴム相場の上値も圧迫する展開が続いている。トランプ米
政権が関税を背景に各国にディール(交渉)を迫っているが、徐々に実際に発動される
関税も増えている。ゴムの最大消費国である中国に対しては、既に2度にわたる関税が
発動している。12日には鉄鋼とアルミに対する関税も発動し、現在は特に欧米間で関
税の応酬が始まるリスクが警戒されている。加えて、4月2日には自動車関税も予定さ
れており、今週は日本市場でアメリカ車の販売が不調なことに不満を表明している。日
本の自動車輸出に大規模関税が課せられるリスクが高まっている。ゴム需要を巡る不透
明感、下振れリスクが、どこまでゴム相場を下押しするのかが問われる局面になってい
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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