ゴム午前=総じて反発、円安や株高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反発。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、水準を引き下
げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小したことや円
安、株高を好感し、買いが先行している。TSR20は、出来ず。

 午前11時48分現在のRSS3号は前営業日比1.5円安〜4.6円高。活発限月
の8月限は同4.6円高の346.1円、期先26年2月限は同変わらずの340.5
円、推定出来高は254枚(前日夜間取引含む)。

【中国住宅販売は低調】
 17日に中国国家統計局が発表した25年1〜2月の新築住宅の販売面積は前年同期
比3.4%減となった。24年通年の減少率は14.1%であり、減少率は縮小した。
ただ、依然として前年同期比でマイナスとなっている。また、住宅販売価格をみると、
主要70都市のうち47都市で下落している。中国の不動産不況は続いていると。
 中国の景気減速は、不動産不況に端を発しており、不動産市況が回復しなければ、景
気の本格的な回復には至らないだろう。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが先行する展開と
なり、1.1〜1.5セント高で推移している。
 上海ゴムは夜間取引の小じっかりとした展開となっている。午前11時00分現在、
指標限月の2025年5月限は、前営業日比15元安の1万6970元で推移してい
る。

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