−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 3,040.8 +34.7 シカゴ大豆 2025/ 5 1,012.75 -2.75 NY銀 2025/ 5 3,481.8 +51.0 シカゴコーン 2025/ 5 458.75 -2.25 NYプラ 2025/ 4 1,023.4 - 3.1 NY原油 2025/ 4 66.90 -0.68 NYパラ 2025/ 6 977.20 +2.50 ドル・円 149.35 +0.07 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149.30円台で推移、150円に接近すると戻り売り NY為替市場でのドル円は、今週の中銀のイベントを前に150円を試す動きも出て いた。ただ、150円に接近するとオプション勢などの戻り待ちの売りが観測され、上 値を止められている状況。19日の日銀決定会合とFOMCを受けて150円を突破し に行くか、それとも一旦後退するか、短期的には重要な分岐点となる。 一部では今週の日銀決定会合で植田総裁が利上げに慎重姿勢を示すのではとの見方も 出ている。米景気への先行き不透明感が高まっている中、トランプ政権の貿易政策によ る世界経済への影響を見極めたい意向を滲ませるのではとの見方もあるようだ。7月か 9月の追加利上げの市場コンセンサスに変化はないが、内容次第では、それより前の5 月や6月の可能性はさらに後退する可能性もありそうだ。 FOMCは据え置きが確実視されているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロッ ト)が公表され、注目を集めそうだ。市場では年内2回以上の利下げを見込んでおり、 その予想に沿った内容になるのか注目される。 ◎NY貴金属=金が続伸、地政学的リスクで一代高値を更新 ニューヨーク金は続伸、銀は反発。 金4月限は続伸。時間外取引では、中東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となっ た。欧州時間に入ると、ドル安を受けて上値を伸ばした。日中取引では、一代高値を更 新したのち、利食い売りが出たが、ドル安を受けて押し目は買われた。 銀5月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続伸。 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、金堅調や中国の景気刺激策を受けて買い優 勢となった。欧州時間に入ると、利食い売りが出て上げ一服となった。日中取引では、 株安を受けて戻りを売られた。 パラジウム6月限は欧州時間に買い戻されたが、株安を受けて上げ一服となった。 ◎LME=銅は中国景気策期待や欧州株高で続伸、アルミ・ニッケルは下落 アルミ3カ月物は反落。2690ドルで堅調で取引を開始。その直後に2699ドル の高値を付けたが、その後はアジア株高、欧州株高に対する反応も薄く終盤にかけて下 値を探る足取りを展開。3月6日以来の下値支持線となっている2660ドル割れに抵 抗を見せたが、これを割り込んだことで手仕舞い急ぎの売りが膨らみ終盤に2650ド ルの安値まで下落。安値からの戻りも浅く、この日の安値圏で取引を終えた。 銅3カ月物は続伸。9880ドルで堅調で取引を開始。中国当局による景気刺激策期 待を受けたアジア株高にもかかわらず値を落とし一時9820ドルの安値を付けたが、 その後も欧州株が堅調となったことで買い戻されて9800ドル台後半まで値を伸ばし た。米国の時間帯に米露の電話協議に対する期待感や、ドル売りの動きから終盤に値を 伸ばし、引け間際に昨年10月8日以来の高水準となる9917ドルの高値に到達。高 値を離れた後の押しも浅く9900ドル台を維持して終了。 ◎NY原油=反落、石油施設などへの30日間の攻撃停止の米露合意で ニューヨーク原油は反落。 米軍によるイエメンのフーシ派攻撃に加えて、イスラエルがパレスチナ自治区ガザへ 大規模攻撃を行うなど、再び中東地域の地政学的リスクが強まっていることに加えて、 中国の景気刺激策、さらにはドイツの財政拡張合意期待などで、一時は戻り高値を更新 した。 しかしこの日の電話による米露首脳会談により、ロシアとウクライナの双方が発電所 や石油精製所などのエネルギー施設を標的とする攻撃を30日間停止することに合意し たことで、高値から大きく崩れる展開となった。、 改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。原油が高値から崩れたことに追随安とな った。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は軒並み軟調、コーンは期近の主要限月が反落 大豆は軒並み軟調。 米トランプ政権による関税政策に対し中国などが報復関税を発動していることで米国 と他国との貿易戦争激化が懸念されるうえ、南米諸国からの供給が本格化する時期を迎 えつつあることで米大豆輸出の縮小が懸念され軟化した。 コーンは期近の主要限月は反落。 米国の今春の作付面積が拡大するとの見通しが重石になったことに加え、トランプ政 権の関税政策に対する報復関税やこれを受けた米輸出見通し不透明感が弱材料視され た。また、米トランプ大統領と露プーチン大統領の電話会談を受けロシアとウクライナ の30日間の停戦の可能性が浮上し、小麦が軟化したことも重石となり、期近の主要限 月は売り優勢で運ばれた。 MINKABU PRESS
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