[今夜の視点]シカゴコーン=FOMC控えて様子見ムードとなる可能性も

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小動き。5月限は450セント台後半で小安い展開。前日
は結局小麦の騰勢が続かなかったことで、コーンも上げ一服となった。現状は報復関税
合戦からの輸出停滞懸念に加えて、月末の作付意向面積の発表に向けて作付面積拡大観
測が強いため、あまりコーン自体の買い材料はない。
 今夜は引け後に連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が発表されるため、新たな
材料が出なければ、積極的は商いは控えられる可能性もありそうだ。

 前日のシカゴはまちまち。小幅に旧穀限月安の新穀限月高。17日に急伸して支援材
料となっていた小麦が 米露首脳会談でロシアとウクライナの双方がインフラ施設への
攻撃を30日間停止することに合意したことで、黒海経由の小麦輸出が増加するとの見
方から下落したことでコーンの上値は抑制された。

 5月限は455.25セントまで下落した後、引けは458.75セントと、460
セント台を割り込んだままだった。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 19:00 消費者物価指数 2025年2月確報(EUROSTAT)
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 連邦公開市場委員会(FRB)
【経済】 3/20 03:00 FOMC声明文公表(FRB)
【経済】 3/20 05:00 対米証券投資 2025年1月(財務省)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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