[今夜の視点]金・銀=米FOMCを確認

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受
けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場では、朝方の3032.04
ドルから、ドル高を受けて3027ドル台まで下落した。午後に入ると、ドル高一服を
受けて押し目を買われると、史上最高値3044.66ドルを付けた。
 中東情勢に対する懸念が支援要因である。イスラエルのネタニヤフ首相は、停戦回復
に向けた交渉は「砲火の下でのみ」継続すると表明した。今夜は米連邦公開市場委員会
(FOMC)が焦点である。金利据え置きが見込まれており、パウエル米連邦準備理事
会(FRB)議長は利下げを急がない姿勢を示すとみられる。
<今夜の予定>
・ユーロ圏消費者物価指数 2025年2月確報(EUROSTAT)
・米FOMC声明文公表(FRB)
・対米証券投資 2025年1月(財務省)
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