金・銀市況=金は続伸、午後に円反落・現物相場の再上昇で上げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,642   +148    14,730  +130  : 3,039.82   +26.20
銀          157.0    0.0     163.0  -0.3  : 3,402.00   + 9.00
プラチナ     4,710    -57     4,655   -69  :   993.63   -10.26
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   976.32   - 5.76
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.95   +0.09  ユーロ・ドル相場   1.0923  +0.0017
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一服を受け
て押し目を買われたが、ドル建て現物相場の軟調が上値圧迫要因ながら、先限は正午に
50円超の上昇で推移。午後に入ると、円相場が反落、ドル建て現物価格が再上昇で上
げ幅を拡大した。今日の高値圏の130円高で引けた。全限月が一代高値を更新。
 銀は午後になり先限が0.3円安。その他の商いは成立しなかった。帳入値は変わら
ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが130〜182円高、ゴールドスポットが204円
高、銀が0.3円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万8613枚、金ミニが1万0018枚、ゴールドスポットが
2925枚、銀が1枚。
【青天井で強気ムード崩れず、ただ買い過剰感が強い】
 金先限は夜間取引で1万4706円をつけ、上場来高値を2日連続で更新。日中取引
は、1万4619円で買い拾われ、プラスサイドを維持。午後に1万4736円まで上
昇し、さらに上場来高値を更新。終盤も堅調に推移。日銀・植田総裁の会見、今夜、米
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、明日から飛び石連休になるため、利食い
売りの動きもあったが強気ムードは崩れず。
 金はドル建て現物相場、ニューヨーク金の過去最高値が続き、青天井状態。稀に見る
強気相場で買い材料に反応しやすい。ドル建て現物価格の14日間の相対力指数(RS
I)が73台まで上昇。長期波動線である200日移動平均線(2625ドル)からの
上方乖離率は15%超えとなり、買い過剰感が強い。ドル高などのきっかけがあれば、
いったん日柄修整高があってもおかしくはない。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受
けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場では、朝方の3032.04
ドルから、ドル高を受けて売り優勢となった。午前11時前に3027ドル台まで押し
目形成。午後になると、買い優勢となり、午後3時過ぎに3044ドル台に上昇し、さ
らに過去最高値を更新した。ドル堅調にも地政学的リスクやトランプ関税に対する安全
資産としての買い人気が途絶えず、上値追い。
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