●レビュー原油、地政学リスクで堅調=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 19日のニューヨーク原油先物相場は、前日比0.26ドル高の67.16ドル。米
石油在庫統計が発表されたが、原油在庫の増加よりも石油製品在庫の減少が材料視さ
れ、買い優勢の展開になった。米エネルギー情報局(EIA)発表の米石油在庫は、原
油が175万バレル増、ガソリンが53万バレル減、石油精製品が281万バレル減と
なった。ただし、需給緩和見通しも根強く、上げ幅は限定された。
 20日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.16ドル高の68.07ドル。米
財務省が対イラン制裁を強化したことを受けて、買い優勢の展開になった。イラン産原
油を輸送するタンカーに加えて、イラン産原油を購入している製油所も制裁対象になっ
ている。供給不安を背景に、期近限月主導の上昇になった。石油輸出国機構(OPE
C)プラスのロシアやイラクが減産割当強化のため追加減産を発表したこともポジティ
ブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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