修正:大幅続落、米大統領はイランとの全面戦争を回避=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=59.61(-3.09 -4.93%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比3.09~3.05ドル安。
 
  イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官らが米国の爆撃によって殺害され、イランはイラクの米軍基地に向けて弾道ミサイルを発射し報復攻撃を行ったものの、トランプ米大統領は予告に反してイランに反撃しない方針を明らかにしたことから、中東情勢懸念や供給下振れリスクがほぼ払拭された。

 演説を行ったトランプ米大統領は「昨夜の攻撃で米国民に死傷者はなかった」、「軍の拠点の損害は最小限」、「イランは攻撃の構えを緩めようとしているようだ」、「軍事力を行使したくない」と述べ、イランに新たな経済制裁を科す方針を示した。

 時間外取引で2月限は65.65ドルまで急騰し、昨年4月以来の高値を更新。ただ、買いは続かず、通常取引を控えてマイナス圏に沈んだ。通常取引開始後は59.15ドルまで下落し、4週間ぶりの安値をつけた。

MINKABU PRESS

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