プラチナ市況=プラチナは反発、金の上げ幅拡大などでジリ高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,598    +55    14,680   +35  : 3,015.10    -8.99
銀          159.0    0.0     159.8   0.0  : 3,312.00    -6.00
プラチナ     4,670    +10     4,607   +20  :   975.50    -6.18
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   956.40    -7.12
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.52   +0.96  ユーロ・ドル相場   1.0795  -0.0048
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク安を受けて売り
優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転
じた。先限は正午前に16円高で堅調。午後に入り、ドル建て現物相場が堅調に推移、
金の上げ幅拡大からジリ高で推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが2〜27円高、プラチナスポットが5円
安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5804枚、プラチナミニが299枚、プラチナスポット
が2634枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはトランプ関税警戒も金につれ高もよう】
 プラチナ先限は午前中、4612円まで上昇し、2日ぶりの高値をつけた。上げ幅を
縮小したが、4594円で買い支えられ、プラスサイドを維持し、堅調に推移した。午
後は終盤に4616円の高値をつけた。引け前に小口の戻り売りで上げ幅を縮小も
4600円台を維持し、堅調に引けた。
 円安に加え、金が堅調に推移したことにつれ高もよう。24日にトランプ米大統領
は、「今後、数日中にいくつか追加の関税を発表する。自動車や木材などへの関税だ」
と発言している。しかし弱材料を織り込む格好で25日のアジア時間のニューヨークプ
ラチナ時間外取引は、金、銀の反発につれ高もようで小反発。トランプ関税に対しての
警戒感は強いが、ドル建て現物相場が12日以降、長期波動線の200日移動平均線
(963ドル台)を上回って推移いることは強気材料として評価できる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の972.60ドルから、ドル高一服を
受けて堅調となった。午前11時過ぎに972ドル台で買い支えられ、午後は緩やかに
上昇後、974ドル台で買い拾われ、堅調。
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