きょうの為替市場、ドル円は戻り売りが優勢となり、再び150円台に戻している。先ほど発表のPCE価格指数は高インフレの停滞を示唆する一方、家計需要がやや予想を下回ったことで、為替市場はドル安の反応を示した。 FRBが参照しているPCE価格指数はコアが前月比0.4%、前年比2.8%と予想をやや上回った。一方、個人消費支出は1月に悪天候で大幅な減少となった反動もあって0.4%上昇となったが、インフレ調整後の実質では0.1%の上昇に留まっている。米株式市場に横たわっている、先行き不透明感とインフレの粘着を示す内容ではある。 本日は3月調査の東京区部の消費者物価指数(CPI)が発表され予想を上回っていた。しかし、日銀の早期利上げ期待が強まることはなく、むしろ、来週のトランプ関税の発表を控えた円への逃避買いがドル円を押し下げているといった声も聞かれる。また、ここ来て円ロングの巻き戻しも一服してきていることも、円買いを誘っているとの指摘も出ている。 FRBも日銀も次の行動に慎重になっている中、市場は来週4月2日の相互関税の発表と、それに対する市場の反応を待っている。ストラテジストからは「現在の市場は関税に伴う世界経済の混乱を過小評価しており、リスクバランスは依然として円高の方向に傾いている」との指摘も出ていた。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は150.40円と151円に観測されている。 28日(金) 150.40(8.6億ドル) 151.00(14.4億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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