−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,114.3 +23.4 シカゴ大豆 2025/ 5 1,023.00 +6.25 NY銀 2025/ 5 3,481.4 -26.9 シカゴコーン 2025/ 5 453.25 +3.25 NYプラ 2025/ 7 996.1 -4.5 NY原油 2025/ 5 69.36 -0.56 NYパラ 2025/ 6 984.80 -0.30 ドル・円 149.73 -1.29 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は150円を再び割り込む NY為替市場でのドル円は戻り売りが強まり、再び150円を割り込んだ。この日発 表の米経済指標が市場の懸念を強めている。PCEとミシガン大消費者信頼感指数の確 報値が発表になっていたが、米消費者の先行き不安とインフレ警戒を示唆していた。 2月のPCEはFRBが参照しているPCE価格指数がコアが前月比0.4%、前年 比2.8%と予想をやや上回った。一方、個人消費支出は1月に悪天候で大幅な減少と なった反動もあって0.4%上昇となったが、インフレ調整後の実質では0.1%の上 昇に留まった。 一方、ミシガン大消費者信頼感指数が全体指数が下方修正された一方、インフレ期待 が上方修正された。インフレ期待については、速報値が想定外に強い内容でサプライズ となっていたが、確報値でさらに上振れた格好。 ◎NY貴金属=金が続伸、米インフレ高止まりが支援 ニューヨーク金は続伸、銀は反落。 金6月限は続伸。時間外取引では、貿易戦争に対する懸念を受けて買い優勢となっ た。欧州時間に入ると、利食い売りが出て上げ一服となった。日中取引では、米個人消 費支出(PCE)価格指数でインフレ高止まりが示されたことを受けて買い優勢となっ たが、リスク回避の動きが出ると、上げ一服となった。 銀5月限は金堅調につれ高となったのち、リスク回避の動きを受けて利食い売りが出 た。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、貿易戦争に対 する懸念に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻される場面も見られたが、戻 りは売られた。日中取引では、リスク回避の動きを受けて戻りを売られた。 パラジウム6月限はリスク回避の動きを受けて売り優勢となった。 ◎LME=銅・アルミは続落、リスク回避が圧迫 アルミ3カ月物は続落。2563.50ドルで小高く寄り付いたのち、買い戻されて 2570.50ドルまで上昇した。欧州時間に入ると、貿易戦争に対する懸念に上値を 抑えられ、もみ合いとなった。米国時間では、インフレ高止まりが示されたが、米ミシ ガン大消費者信頼感指数の低下を受けてリスク回避の動きが出ると、売り優勢となり、 2545.00ドルまで下落した。 銅3カ月物は続落。9846.50ドルで変わらずで取引を開始。その後は、貿易戦 争に対する懸念を受けて売り優勢となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。 米国時間では、インフレ高止まりが示されたことを受けて9887.00ドルまで上昇 した。ただ米ミシガン大消費者信頼感指数の低下を受けてリスク回避の動きが出ると、 戻りを売られた。 ◎NY原油=反落、リスクオフの動きで米株が急落して ニューヨーク原油は反発。 この日発表された2月の個人所得・支出、3月のミシガン大消費者信頼感指数など で、消費の先行き不安とインフレ警戒が再び高まり、来週の相互関税の発動もあって、 金融市場にリスクオフの動きが強まり、米株が急落したことで、原油も軟調地合いを余 儀なくされた。一方、米国のイラン制裁やベネズエラ産原油の輸入国に対して高関税を 賦課するとしたことは供給懸念の面から下支え材料となった。、 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに反落。原油安で上値の重い展開となった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は続伸、コーンは期近2本を除き小幅安 大豆は続伸。 前日に続き31日の作付意向面積の縮小見通しや、米国の輸入関税実施で、中国から のUCO(食廃油)やカナダからの菜種油の輸入が減少して、米国の大豆油の国内需要 が増加するとの見方で大豆油が続伸したことが好感された。 コーンは総じて小幅安。 31日の作付意向面積の拡大見通しで新穀限月中心に軟調地合いを余儀なくされた。 一方、旧穀限月はブラジル産地のサフリニャ(二期作)コーンの乾燥懸念に支持されて 期近2本がプラス引けした。 MINKABU PRESS
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