プラチナ市況=プラチナが続落、現物相場の軟化と金下げ幅拡大で一段安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,010   -125    15,112  - 80   : 3,117.84   -15.65
銀          163.0    0.0     164.0  -1.5  : 3,376.00   -25.00
プラチナ     4,707    -16     4,598   -50  :   980.50   -11.87
パラジウム   4,750      0     4,750     0  :   984.39    -5.73
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.78   -0.09  ユーロ・ドル相場   1.0789  -0.0016
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続落。ニューヨーク安を受けて売
り優勢で始まった。その後は、金に押し目買いが入ったことが下支えになった。先限は
正午前に20円超の下落で推移。午後に入り、ドル建て現物相場の軟化、金の下げ幅拡
大から軟調に推移し一段安となり、50円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが50〜16円安、プラチナスポットが15
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4720枚、プラチナミニが625枚、プラチナスポット
が2549枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは軟調、トランプ相互関税の発表待ちで押し目買い見送りムード】
 プラチナ先限は軟調。夜間取引で4606円まで下落。下値を切り上げたが、午前中
に4640円で戻り一杯となり、プラスサイドに浮上できず。午後は4620円を挟ん
でもみあい後、終盤に下げ幅を拡大し、4595円まで下落。トランプ相互関税の発表
待ちで出来高が前日からほぼ半減となる薄商いで押し目買いは見送りムード。
 トランプ米大統領は日本時間の3日午前5時に相互関税の詳細を発表する。早朝のア
ジア時間のドルとドル建て現物相場、その後のアジア株、ニューヨークダウ先物時間外
取引の反応を見極めたい。株安となれば金が買われる一方、プラチナは需要減少不安で
下落リスクあり。明日は投資家にとって最重要日となる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は堅調。朝方の985.97ドルから、金堅調につれ
高となった。午前中に990ドルに接近する上昇となった。午後になると金の反落につ
れ安となった。4時過ぎから一段安となり、973ドル台まで下落。
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