プラチナ市況=プラチナが大幅続落、金の一段安や円高加速で下げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,783   -227    14,870  -242   : 3,123.83   + 5.99
銀          160.0   -3.0     159.9  -4.1  : 3,311.00   -65.00
プラチナ     4,590   -117     4,530   -68  :   975.90   - 4.60
パラジウム   4,600   -150     4,600  -150  :   962.68   -21.71
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.19   -2.59  ユーロ・ドル相場   1.0976  +0.0187
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続
落。ニューヨーク安や円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場
が戻りを売られたことや円高を受けて軟調。先限は正午に35円安で推移。午後に入
り、金の一段安、円高加速から下げ幅を拡大し、70円近い下落で引けた。期近2本は
3ケタ安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は150円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが117〜68円安、プラチナスポットが
116円安、パラジウムが150円安。
 推定出来高は、プラチナが8991枚、プラチナミニが619枚、プラチナスポット
が3066枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは軟調、先限は夜間の安値割れで値を崩す】
 プラチナ先限は軟調。夜間取引で4547円まで下落。日中取引で下値を切り上げた
が、午後になり、夜間取引の安値4547円割れとなると、4517円まで値を崩し
た。出来高(標準)の出来高は9000枚近くまで増えた。狼狽売りがかなりあったも
よう。
 ニューヨークプラチナ時間外取引は小反発で推移後に小幅安に軟化。金の動きに追
随。金と比べ、センチメントの弱さは明らか。トランプ米政権は米国へのすべての輸入
車に対し、3日、25%の関税を発動した。今夜のニューヨープラチナの日中取引は下
げ幅を拡大するとみられる。投機家の手じまい売りが進むと、3月27日の安値
962.1ドル近くまでの下げ余地有りとみる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は軟調。朝方の982.17ドルから、ドル安一服を
受けて戻りを売られた。午後になり、969ドル台まで下落したが、970ドル台半ば
に戻している。
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