プラチナ市況=プラチナは続落、リスク回避が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,250   -241    14,212  -444  : 3,027.58   -74.47
銀          145.0  -11.0     140.2 -12.8  : 2,984.00  -158.00
プラチナ     4,240   -118     4,181  -187  :   922.80   -26.60
パラジウム   4,400   -200     4,400  -200  :   914.31   -15.80
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.23   -0.81  ユーロ・ドル相場   1.1007  -0.0056
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安や円高を受けて売
り優勢で始まったのち、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服が下支えになった。午
後に入ると、戻りを売られた。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが193〜118円安、プラチナスポットが
144円安、パラジウムが200円安。
 推定出来高は、プラチナが1万8502枚、プラチナミニが1628枚、プラチナス
ポットが5732枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはリスク回避や金急落が圧迫】
 プラチナ先限は2023年10月以来の安値4071円を付けたのち、下げ一服とな
り、4296円まで戻したが、午後に入ると、戻りを売られた。ニューヨーク安と円高
が圧迫要因になった。円相場は1ドル=144円台後半で円高が一服し、146円台前
半の円安に振れた。午後に入ると、リスク回避の動きが再開した。
 プラチナはリスク回避の動きを受けて一段安となった。中国は米国の相互関税に対し
て報復措置を発表した。株価が急落したが、トランプ米大統領は強硬姿勢を維持し、週
明けも株安が続いた。株安が一服すると、買い戻しが入ったが、欧州連合(EU)が数
日中に報復措置を発表するとしており、貿易戦争の激化に対する懸念が強い。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の906.23ドルから、893ド
ル台まで下落したのち、リスク回避の動きが一服したことを受けて下げ一服となり、
937ドル台まで上昇した。午後に入ると、上げ一服となった。
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